満足度★★★★
THE・ガジラの「年間ワークショップ発表」が今年は「GAZIRA S.A.T」(=サテライト)と呼称が固有名詞になり、あな嬉しやいずれ「劇団」化も視野に?と想像を膨らませたが、説明のくだりには「鐘下による実験的公演」とだけ。「発表」というレベルでないな、とは前から感じてはいたが、見合う名称をという事か?
それよりも、鐘下流の「かなぐり捨てる」演技領域にまで身体を追い込む劇が、「劇団でもないのに」やれてる事に着目すべきかも?遠未来SFの独特な世界をワーサルに作りこんだ装置、照明、演出趣向もさりながら、俳優の貢献の比重は非常に高いと感じた。作品もユニーク。