満足度★★★★
【Aチームを観劇】
シリアスな話かと思ったら、王道のエンターテインメントだった。
菅井育美さんと南出めぐみさんの怪演には感動した。
アフタートークによると作者の松澤くれはさんは実際に校正(校閲)の会社で働いていたことがあるとのこと。
プロデューサーの厳しい言葉に同感してしまうのは、私が年をとったせいもあるのだが、アイドル志望の若い娘に限って言えば、某オーディション番組を熱心に見ていた時に「力の限り頑張ってきました」という人に期待しては(歌も踊りもダメダメで)呆れかえるの繰り返しだったという経験があるからでもある。もちろん乃木坂46などで毎回選抜に入るような人は才能も努力も我々が遠く及ばないところにある。
「成功した人は努力している」というのは限りなく正しい。一方で、その逆の「努力した人は成功する」の旗色が最近よろしくないのは個人的に嬉しい。
・昭和 王貞治
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない」
・平成 為末大『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』
「耐える人生か。選ぶ人生か。
前向きに「諦める」ことから、自分らしい人生が開けてくる。
諦めることは、逃げることにあらず。
与えられた現実を直視し、限られた人生を思い切り生きるために、
よりよい選択を重ねていくことこそが「諦める」ことの本質である。
オリンピックに3度出場したトップアスリート・為末大が、
競技生活を通して辿り着いた境地。」(amazonのページから)
・令和では誰のどんな言葉が刺さるんでしょうか。