いざ、生徒総会 公演情報 filamentz「いざ、生徒総会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/06/11 (火) 19:30

    価格3,800円

    「国府台高校サーガ」最新作は第1話から第4話で四方の壁を作り、第5話でそこに屋根を乗せる、的構造の連作短篇形式。
    その4話の内容も多彩で、そこにナイゲンや旗合戦/卒業式にいたキャラと通ずる部分のある人物も登場し、その意味で「国府台高校スターシステム」とも言えよう。
    一方、監査はナイゲンとキャラは異なるものの、監査という役職と自分の心情の板挟みに悩むあたりが共通?
    そうして迎えた第5話の前半は、近い将来国政レベルで起こるのでは?と肝が冷えたわ。

    なお、シアター・ミラクルの一般的な使い方で言えば客席側・上手側・舞台側を客席とした三方囲み、「女優系」の方には普段の客席側ブロックの奥(角)をオススメ。

    ネタバレBOX

    第5話で開票結果からの決定に待ったをかけた監査に対する会長の仕打ちはまさに「黒いどさまわり」。そして改憲に関する国民ちょうひょう投票の結果が意にそぐわないと思ったコドモ総理がそんな手口を使うのではないかと思うと肝が冷えた。
    本作では民意の良識が正しい結論を導き出した(胸アツ)が、さて……。

    なお、
    第1話はナイゲンの台詞「めんどくせー学校」がそのままあてはまり、
    第2話は総会の議題から発展して社会問題(?)に言及し
    第3話は「監査」の役目を際立たせ
    第4話はナイゲンの3148が実はすべて計算ずくだった場合
    のように思えた。
    そして各編のちょっとした部分が第5話の伏線になっているのがやっぱり巧い、感服!

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    2019/06/11 23:57

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