善悪のむこうがわ 公演情報 小田尚稔の演劇「善悪のむこうがわ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ドストエフスキーとニーチェが青山で松崎しげるとさだまさしに出会うお話(ではない)。時系列が頻繁に前後するものの、登場人物が少ないので頭が混乱することもなくスムーズに追うことができた。また、これまでのモノローグ中心のお芝居から会話シーンが増えたのもあり、物語に一層の深みが出た印象。

    これまで新宿眼科画廊やRAFT、SCOOLなどこじんまりしたところで地味にやっていたのに、今回は246沿いのラグジュアリーな空間での公演ということで、その高低差が面白い。

    しかし、よくあの内容でボルボ側がOKしたなーと感心。日本のディーラーだったらぜったいNGだっただろうに。

    ネタバレBOX

    交通事故を起こした加害者の男性が被害者の妻に賠償金を払い続けるという内容の、さだまさしの「償い」、ドライブの楽しさを顧客に謳うディーラーにとっては不吉な歌であり、店内で語られるには相応しくないにも関わらず、OKを下したボルボにむしろ好感を持った。

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    2019/05/17 11:32

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