クイーン・エリザベス 公演情報 松竹「クイーン・エリザベス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    あまり期待しておらず席も倹約して2階のかなり後方だったのだが、女王の恋人役の髙木雄也さんのエッジの効いた演技、特徴のある力強い声に引き込まれてしまった。この方、Hey! Say! JUMPのメンバー。まさかのジャニーズ事務所である。縁のない方々と決めつけていてはいかんなあと反省した。

    歌は全くなしのストレート・プレイ。
    前半はエリザベス1世(大地真央)の有名なエピソードに一通り触れて行くスタイルである。オープニングは「ロンドン塔への幽閉」であり、最後は「スペイン無敵艦隊を迎え撃つ戦場での演説」である。そして後半は若きエセックス伯ロバート・デヴァルー(髙木)との話がほとんどである。女王の寵愛と国民的人気を過信するあまりデヴァルーは大陸派兵を強行するが成果を上げられず、アイルランド侵攻も失敗し、謀反から処刑へと破滅の道をたどる。

    国務長官ウィリアム・セシル役の西岡德馬さんは声だけで圧倒的な存在感があり、芝居全体に安定感を与えていた。女王付きの女官ベス役の樹里咲穂さんの柔らかい声、身のこなしも印象に残る。

    日生劇場の2階奥は音響も良く、適切な傾斜により舞台が良く見通せてお勧めだ。
    80分+25分休憩+65分 = 2時間50分

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    2019/05/12 09:47

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