生ビールミュージカル 公演情報 宇宙論☆講座「生ビールミュージカル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    すでに諸説語られておりますので、内容についての説明は置いておき、思ったことを書き連ねたいと思います。

    今回は生ビール飲み放題。2列目通路沿いに陣取った私としては、とてもよいポジション。
    とはいっても、前の方で観たい、でも小さい椅子だと腰が痛い、何よりも年齢もありいざもよおした時に迷惑をかけずにトイレに行きたい。そんなこんなで、選んだ席です。さて、実際に芝居が始まってみると、やはり席によっては
    ビールを取りに行きたくとも、行きづらい席があるのも事実。回数をやたら重ねる方は、通路近くか、増員で設けられたであろう、ビールサーバー前のパイプ椅子の方々のようです。
    同じ女性が数人、何度も行かれる様子は、何か見ていて微笑ましくなりました。
    私も、少しずつピッチが上がってしまいました。

    さて、お芝居の話。
    死んでしまったたま子役は、男性。おしめをして前を開けた姿で、それがちょっとキモイといえばキモイのですが、死者ということでセリフはありません。途中、回想的に喋ったり、歌ったりするだけです。母親に二人羽織風に操られたり、祖父に股間をカメラで連写されたり、父親に棺桶から引きづりだされたり、彼女は様々な形で家族に愛されていたことが、バカバカしいような表現の積み重ねの中から伺われます。

    五十部さんの音楽愛が素晴らしい。よくもあれほどの楽曲を作り上げるなあ。
    ミュージカルと言いながら、序盤、どこがミュージカルやねん、と思わせるグダグダ感から、ダンボールを掻き分け、投げ飛ばしてから、舞台上部に「生ビールミュージカル」の金色のタイトル看板が登場してからは、立派(?)なミュージカル、タマ子の子供時代からの成長が綴られるのです。
    これ、下ネタ満載ですが結構、ツボに嵌るんですよね。

    新名亜子さんの喪服姿は、とてもよい。
    いやあ、暴れるたびに見える太ももが、やたらとエロい。もちろん、中はきっちりガードしているようなんですが、だからか動きがはちゃめちゃで、声を上げて笑う中にも、ちょいエロスが漂います。


    そして、開演時からすでに、赤ら顔、やや酩酊されている役者の皆さんは、演技中もサーバーに足繁く通いビールをグビグビ。それだけでは飽きるのか、缶チューハイを振り回している方もいます。そして、遠慮なく、もよおしたらトイレへ駆け込みます。
    いやあ、ホントに行くんだ。もちろん、漏らすわけにもいかず、生理現象だから仕方ないのですが。結構、ビールを飲っていた私ですが、この潔い行動に、終演まで全くもよおさなっかたのは、やはり気の持ちようかな。いつでも行ってよいという安心感かも。

    終演後は、役者の皆さんへべれけ。それでも、まだ飲むぞー!と雄たけびを上げるのは、潔いというかはちゃめちゃというか。とても素敵。シジミ汁を配る配慮に感謝。

    5日間の舞台で、1700以上の段ボール箱を使いまくるというか、破壊するというか。
    当日の舞台でも、散乱する段ボール片や紙吹雪、片付けるの嫌にならないかなと、心配して帰りました。翌日の準備もあるでしょうに。

    スタジオ空洞の階段を上り、外に出てからの帰り道、道の向こうから五十部さんが歩いてきて挨拶。お客さんが混雑でトイレに困らないように、街道沿いのコンビニにでもトイレを借りに行ったのでしょうか。

    CD買いました。到着が楽しみです。

    「お勧め!」としますが、お酒の臭いが嫌な方、下ネタが嫌な方には、もちろんお勧めはしません。


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    2019/05/08 08:55

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