満足度★★★★
三浦春馬(とエンジェルス)の歌とダンスが抜群によい。小池徹平の歌も素晴らしく、とにかく日常を忘れてノリノリに楽しめる舞台だった。
イギリス製造業の倒産・失業の危機を、アブナイ(ショー)ビジネスに活路を見出すというのは「フル・モンティ」を連想した。パンフをみると、キンキ―ブーツの演出家はフル・モンティの演出もしていたそうで、なるほど!と納得した。第2次産業から第3次産業(サービス産業、特に娯楽ビジネス)へという歴史観は三谷幸喜の「日本の歴史」とも共通している。
人生問題の一つ一つの掘り下げをもう少し深めたら、去年の「メアリー・ポピンズ」に並ぶ、さらに感動を増す舞台になると思う。