満足度★★★★
初の劇団を観るべく初の劇場(萬劇場)へ当日券狙いで向かう予定が、時間がなく断念。そうだBATIKを観ようと目的地を変え、急な坂スタジオを訪れた。初BATIK。
会場は名前の通り急坂を暫く登った所にある。鮮やかな褐色系の外観(煉瓦の塀)が目印。内部はゆったりしたロビー、観客というより利用客を迎える雰囲気。廊下を伝って奥の会場まで、途中にも稽古場らしい部屋の扉があり、劇場というより合宿所のよう。
公演会場とされた部屋はそれなりに広いが、劇場仕様ではなく天井も低い。照明は床に置いた幾つかで間に合わせていた。長方形の短辺側に三列段差の椅子席が二十数くらい。開演時刻の20時には席が埋まり、約1時間の上演が始まった。
「BATIK100会」の第1回(会)は息長い企画のスタートとしてまずまず面白い内容だった。4人のソロダンスで1時間。1曲目以外は松本じろ(g、vo)の生演奏をバックに踊る。一曲目はSTスポット「地上波」第四波で見た政岡由衣子が、練られた振付の曲を20分。2・3曲目が合わせて20分弱。4曲目が即興性ある(実際は判らないが)演奏と踊りで20分間飛ばしまくり、燃焼し尽くした体で上演は終わった。
名前だけ承知していた黒田育世振付の踊りにやっと相見え、100回の何度かは覗いてみようという気になっている。登り坂はきついが・・。