Speak of the devil『DJANGO Ⅴ』 公演情報 劇団S.W.A.T!「Speak of the devil『DJANGO Ⅴ』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/04/17 (水) 19:30

    初めての劇団、フライヤーからもう少し
    “ゴシック・ホラー”テイストを想像していたら、
    見事に裏切られてとても楽しかった!
    ちょっと昭和でレトロな笑いが温かく、大いに笑った。
    ジャンゴのキャラが素晴らしく魅力的でいっぺんにファンになった。
    難易度の高い笑いを成立させているのは良く鍛えられた役者の振り切れた演技だ。

    ネタバレBOX

    老人ホーム「おだやかな郷」では日々老人たちがバトルを繰り広げている。
    麻雀パイを取り合い、取り合っていたことを忘れ…を繰り返しながら。
    その争いの中で一人の老人が呼んでしまったのだ、彼を。
    「悪魔に魂を売ってもいい!」と叫んで。

    呼ばれた悪魔ジャンゴ(瀧下涼)は、契約書を持ってサインを迫るが
    老人たちはいざとなると怖気づく。
    そんな中、ジャンゴより格上のライバル悪魔が現れ、契約を横取りしようとする…。

    老人役の役者さんがとてもうまく老けていて自然。
    こういうところはリアルでないと、全体の説得力が弱くなるから大事だと思う。

    笑いのツボも楽しめた、「野グソ」とか。
    麻雀の卓から出てきたのには笑った。
    閣下が出てきたときも笑ったなあ!
    一瞬本物かと思ったわ。

    役者陣が皆、迷いなく振り切れていて素晴らしい。
    隙のない布陣でシラケる余地がないのもすごい。
    とても鍛えられた劇団なのだと感じた。

    悪魔のくせに「人助け」
    悪魔のくせに「人情家」
    悪魔のくせにいいヤツでまた会いたくなる。
    ジャンゴ、また冷蔵庫から出てきてね。
    あくまでも悪魔として。









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    2019/04/18 00:10

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