期待度♪♪♪♪♪
幕末から明治にかけてのお茶作り農家に関しては、内戦による植民地化を避ける為に、勝海舟が静岡などへ幕臣の内でも最も忠義に篤い家臣団を上手に「待機」させ、最も悲惨な戦闘を避けさせると同時に、彼らの生活を保障し、明治以降も生きる手段を与えるといった深謀遠慮があった。早世した小栗 忠順のライバルでもあり、最も良き友でもあった勝海舟が居なければ日本は英仏どちらかの植民地になっていた可能性が高い。吉田松陰程度の評価が高いのは、単にその後、日本を歪めた長州勢のイデオロギーを正当化したのが彼であったからに過ぎないのは、心あるインテリが認める所である。優れた劇作家である柳井氏の脚本には、上に挙げた要素が何処かで絡んでくるのかも知れない。