期待度♪♪♪♪♪
ジャブジャブSがいつもと少し違う感じで東京公演を打つ。「純粋な」競争原理、自然淘汰が機能する場、演劇にとって東京圏はそのように言えそうだが、ここに身をさらす欲求が地方で活躍する演劇人にはあるのだろうか。ジャブジャブによく客演するはしぐちしんのコンブリ団が一昨年だか突然東京で公演を打った。演劇は日本で相変わらず周縁にあり、品評からもう一歩踏み込んだ議論も中々起こりにくく、地方では一層それは乏しいだろう事が想像され、自らを問う様々な契機を欲するのは自然であり、作品即ち社会への提起に対する、下駄を履かせない批評を渇望する思いもとてもよく判る気がするのである。ジャブジャブは東京での上演を行なう地方枠の一角に座り続けていて価格帯も安かったが、今回は実力ある劇団の通常価格と言える価格で、そんなことから上記のような想像を膨らませたのだったが。この公演に、過去作を当てて来た、という事は、自信作だろうか。いやいや、はせひろいちがそういう勝負の土俵への乗り方をするとは、根拠は無いがしっくり来ない(勝手な当て推量が止まらん)。
そんな事で拝見できることを楽しみにしているが、予定が組めるかどうか。