満足度★★★
デア=衛藤美彩の回を観劇。子供時代のグウィンプレンの子役の名前はメモするのを忘れた。
あらすじ 「笑う男」とは人買いにさらわれ、見世物とするために口を左右に大きく切り裂かれた主人公グウィンプレン(子役/浦井健治)のこと。彼は人身売買団の船が難破して自由の身となる。盲目の赤ん坊デア(衛藤美彩)を拾って彷徨ううち興行師ウルシュス(山口祐一郎)に保護される。ウルシュスの作ったグウィンプレンを主人公とする芝居「笑う男」は大評判になる。そしていつしかグウィンプレンとデアは愛し合うように。そんなとき、亡くなった貴族が残した文書によりグウィンプレンは貴族の子供であることがわかり、貴族院議員となり、アン女王の異母妹のジョシアナ(朝夏まなと)の結婚相手になることを女王から言い渡される。貧乏仲間、特にデアをとるか貴族の暮らしをとるか悩むグウィンプレンの運命やいかに…。
注意:小さな誤りはご容赦ください。
舞台セットが美しい。デザインも色も洗練されている。冒頭の船の難破のシーンも短い時間なのにお金も手間も掛けている。衣装も豪華。生演奏のバンドも良い。
だがしかし、まだ2or4ステージ目で歌いなれていないのか肝心の歌がなんとも雑に感じた。
浦井さんは出番が多いせいもあるが、一杯一杯で無駄に力が入っていて聞きにくい。
山口さんはいつもの調子で力でねじ伏せていて細かい味わいに欠ける。
衛藤さんは乃木坂46を卒業したばかりで期待されるところであるが、音程が不安定で、強弱のコントロールができていない。またビブラートもかからない。難しい歌が多いことには同情するのだがまだまだの印象だ。
唯一、朝夏さんだけは伸びやかな歌声にやや嫌味な味付けをして、高飛車なジョシアナを十分に表現していた。
4月も下旬になれば調子が出てくるのではないでしょうか。