満足度★★★★
ナチスへの協力を悪かったとしない母とナチスを良しとしない娘の対話がメインで、笑いなど一切求めないたった8人のだけの真剣勝負の舞台。
圧巻は何と言っても踊りのシーン。収容所で死んでいったユダヤ人たちを上半身裸姿で見せる踊りや、朝鮮装束の男の悲しさを表した一人の踊りは、セリフ以上にの戦争の悲劇を語っていたように思いますが、個人的にはやや長かった印象。
高校生などにも見て欲しいという想いからか格安の高校生以下割引なども準備してありましたが、時代背景など複雑でかなり難解だったのでは。小学生と見受けられるお子さんもちらほらと見受けられましたが、果たして楽しめたかのかはちょっと疑問(ただし、地名や人名、舞台の背景などを説明する解説書が当日パンフとして配布されていたのはとても親切でした)
他の劇団ではあまり見たことのない、ちょっと異色の見ごたえのある2時間弱の舞台でした。