満足度★★★★
「桜の樹の下には 屍体 ( したい ) が埋まっている! 」は、梶井基次郎の短編「桜の樹の下」の冒頭の一文。その後に続くのが、「桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか」。弱き者を切り捨て、その上にある見た目の幸福(美しさ)...この公演そのもののようだ。公演は、大学のゼミの卒業をかけた模擬会議。そのテーマは”老人から成人としての権利を放棄させるという条例”の制定の是非を巡る論議である。模擬会議の喧々諤々を通して現代日本の諸政を抉る秀作。(上演時間1時間50分)
ネタバレBOX
0
2019/03/22 18:55
1
このページのQRコードです。
拡大