満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/27 (水) 19:00
座席F列14番
価格3,500円
【team黒】
実際の劇中設定はともかく、洋の東西を問わず中世の国盗り合戦を思わせる物語ゆえ前作のアメリカン・コミックス日本版のようなライトな感覚に対して本作はビター/ダーク系か。「非情」とか「重厚」とかの単語がチラつくような?
お馴染みの白塗りもキメが細かい印象でその上に施したメイクと共に完成度がアップした気も。
そうして、マンガやアニメを舞台化した所謂2.5次元の逆で、芝居でありながらマンガやアニメの味わいを持たせた「逆2.5次元」ではないか?とも。
ところでレティクル東京座の公演を観る度に思うが、巧みな「温故知新」だよね。物語の基礎的な部分はオーソドックスと言うか基本に忠実と言うか、昔からあるものの組合せ(たとえば今回は時代劇の当主/家督争いやアーサー王物語、ひいてはシェイクスピアの史劇など)で、それを多彩なアイデアによってイマ風に仕上げている感じ。