当日パンフの挨拶文には本公演の主宰さんが今回主宰初挑戦であり、同時に脚本・演出も初めて手掛けられているとの情報が。
「おっとー、これは暖かい目で観たほうが良さそう」と、どこか一段高い所から考えていましたが、とんでもない思い上がりでありました。
これって初めての人間が創り出すクオリティー?!
タイムトリップという数多あるシチュエーションでありながら、やたら面白い。
早稲田女(ワセジョ)の男前な芝居、いやいや男性陣も大健闘。
何より演技スキルの高い2名を中心にした役割配分、バランスが絶妙。
学生演劇の瑞々しさも活かしながらの笑い満載な人生選択ストーリー。
もし本作品に演劇を志す決意表明の意味がこめられていたのであれば、良質なエンターテイメントを手掛ける才能は充分備わっていると思わせる完成度でした。