満足度★★★
何故か海浜幕張まで観に行くことに。駅周辺は歩道橋ばかりで高所恐怖症の私はかなりの遠回りを強いられた。
「DowntownFollies」は大昔なら「シャボン玉ホリデー」昔なら「今夜は最高」のような音楽バラエティーである。最近はこういうものがTVでは絶滅してしまった。また復活してもらいたいと切に願うところである。
「シャボン玉ホリデー」を今見るとコントは全然面白くない。実は昔も面白くはなかった。他に娯楽はないので仕方なく笑っていただけなのだ。一方、音楽は全然輝きを失っていない。この舞台でもコントは面白くない。しかし、会場のお姉さんお母さんたちは「笑わにゃ損々」とばかりに何でも笑って来て辟易するが、趣味の違いなのでじっと我慢である。こちらも音楽は素晴らしい。しかしコマ切れなのでストレスがたまる。
後ろに行くにつれ、長めになり完成度が上がって行く。
「チュニジアの夜」のHIDEBOHさんのタップはTVでしか見たことのない素晴らしいものだった。バンドとの合奏からタップソロパートへ。ソロの終わったところで拍手をしたかったが一人でする度胸はなかった。うーーん、悔しい。
最後は「LA LA LAND」の赤塚不二夫版の「LE LE LE LAND」である。セブがイヤミ(HIDEBOU)、ミアがひみつのアッコちゃん(島田)。「LA LA LAND」のキーとなる場面と曲はきちんと押さえてあった。バンドがうまいのでおふざけも昇華して雰囲気は最高潮に。終盤でのセブのクラブにおけるメンバー紹介にならってそのタイミングでバンドの紹介をしていた。「あのときああなっていたら」のところはイヤミとアッコちゃんに子供ができて…から暗転して明けるとアッコちゃんの隣にはイヤミに代わってレレレのおじさんが座っていて「もっと聴いて行くかい」「もう行きましょう」となるところは中々それらしい良い感じであった。イヤミとアッコちゃんとレレレのおじさんなのに哀愁を感じてしまう。
満足度は初めの1時間30分は星2つ、最後の40分は星5つ。短くてつまらないところを削って、長めのものにしてほしいものだ。個別には島田歌穂さん、HIDEBOHさん、バンドは星5つ、北村岳子さんは星4つ、平澤智さんは星3つ。