満足度★★★★★
鑑賞日2019/02/15 (金) 19:30
価格2,500円
#塩原jct
再演とはいえ、相手役・作家(=作風)とも違う3編に続けて出演、それもほぼ出ずっぱりで別人格を演じ分けるというのはなかなかのもの。しかもそれを観ている側に意識させないとは高等技術では?などともあとから気付いたりも。
「笑の太字」、「何らかの改変によって新たな付加価値が生ずればパクりではない」という定義は某作品で出た理屈と同じ、劇中で提示された問題の一つの解答が本作、の2点は初演時に抱いた感想と同じだが、今回は「三谷幸喜に対しては抗議だけではなく擁護論も展開して中立」なことに気付いた。
「天気予報を見ない派」、3編の中では一番現実的で、時々古傷が痛むような……(爆) そして、停電場面や窓を開けた時の外光やラストのスマホの液晶の明かりなど光に関する多彩な表現が印象的。
「いまこそわかれめ」、ミラフェスで一度観ていたため序盤から切なさ満載。また、真相の「ヒント」がチラチラあることにも気付く。
さらに、「3人目の出演者(二人芝居なのに(笑))であるマスターも実はいないのではないか?」という感想を目にして「耳なし芳一」など思い出す。