満足度★★★★
大変面白い作品でした。しかし、どうにも本来のカラーとは違うものになってしまったのではないかと思わないではないです。まず主役のツトム、これは若いながら人生に擦り切れたようなものを持つ青年ではないかと感じられます。青年というより愛らしい少年、設定を新聞配達の少年として頂ければ違和感も少なかったのでは?また、あの独特の存在である過去の者たちも、衣装がカラフル過ぎてそこに秘めた想いの重さが空回りしているような気がしないでもない。彼らは彼らで同一された何かがあると雰囲気が一転したのでは?もう少し大人の感覚の舞台で拝見したかったというのが本音です。