満足度★★★★
鑑賞日2019/02/07 (木) 14:30
価格2,500円
対面客席の間に設営された金属の柵(?)で囲まれた檻のような演技スペースで繰り広げられるのは卒業式を目前にしたとある高等学校での出来事……?
大音量のビートに会話やモノローグを乗せるお馴染みにして独特なスタイル、ビートのカンバスを言葉のコラージュで埋めてゆくような感覚……と思ったところでハタと思い当たったのは70年代前半のマイルス・デイヴィスの来日ステージ。
リズムセクションの繰り返しの中、「次、ギターね」「今度はサックス」などとその場でミュージシャンにソロの指示を出し時には自分でも演奏するマイルスが弟子に指示を出しながら壁画のような大きな絵を描いている職人の親方のイメージだったことを思い出し、リズムのカンバスを即興演奏で埋めてゆくところがこの団体の手法に通ずるのではないかと。
そしてそのような独特の「リーディング・オン・ビート(あるいはラップ系リーディング?)」スタイルゆえ、ストーリーの要とも言える「アレ」や「ソレ」を終盤まで隠し通せるのかも?
そうして迎えるラストもまたσ(^-^)の好きなパターンの1つで、往年の人気特撮ドラマの最終話も連想。
考えようによっては「金網デスマッチ・バトルロイヤル演劇」かもなぁ?(笑)