満足度★★★
大竹野作品は初見。つげ義春の作品も未読。下敷きになる事件は何となく知っているという状態での観劇。苦手な不条理と思い身構えて挑んだが、シーン毎の笑いに紛れてさほど気にならず。自分を失くしていく自覚が有るのか無いのか、主人公が現実と妄想のあやふやな境界線をたゆたう様子を傍観している感じだった。自分なら団地コミュニティの圧力が一番怖いかも。雰囲気や音楽はアングラ風なのに、それでもやはり今っぽい垢抜けた印象。美術がとても面白かったんだけど、客席が観づらく上手半分と床面の芝居が見切れてしまったのが残念。有薗さんが脱いだらすごくてちょっと驚き。
0
2019/02/10 03:04
このページのQRコードです。
拡大