さよならシアタートップス 最後の文化祭:短編オムニバス公演 公演情報 THEATER/TOPS「さよならシアタートップス 最後の文化祭:短編オムニバス公演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    一跡二跳、泪目銀座、ラッパ屋。
    最後だと思うと感慨も深く、TOPSらしさを堪能できる良席で観劇。作り手も頑張ってる感の伝わる後味のよい短編集。104分。

    ネタバレBOX

    上演順に感想を。

    ●一跡二跳「誰も見たことのない場所」
    以前上演した作品の縮小版。さすがに提示する断片が減ると作品としてのまとまり感が薄く、時間たりない感がありあり。食べるシーンを簡略化してでも繋がりを意識してほしかった気が。

    ●泪目銀座「中村トーイズ」
    ありえなくもバカバカしい設定ながら、役者陣がマジメに演じるおかげでどんどん物語に引き込まれてしまい、最後にはちょっとホロリとくる、いかにもナミギンらしいテイストの良作。このための新作という意気込みも素晴らしい。

    ●ラッパ屋「村田さん」
    「ラフカット'95」に提供した脚本の劇団版。登場人物が少なく、シャッフルキャストなんだけど、さすがと思わせるハマりよう。展開の強弱や細かい演技まで完璧なんじゃ。自分が観た回のキャストで作られてたかと思うくらい。個人的には岩橋&三鴨が観れたのが嬉しい。

    客入れ時の福島三郎&鈴木聡のアナウンスからはじまり、転換じの過去のチラシを流した映像等いろんな部分で文字通り文化祭らしく、そして思いの詰まったつくりになっている。

    公演期間中だけ劇場ロビーで売られてるムック本はちょっとお高めだけど(1800円!)、TOPS全記録と言える冊子なので、何回もこの劇場に足を運んだ拝には是非購入をお薦め。

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    2009/03/26 14:35

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