満足度★★★★
元々私は「2.5次元」と呼ばれる作品は苦手なのですが、
この逆転裁判は元々のゲームから知っていて、しかも好きな作品でしたので、
その意味で舞台化はとても楽しみにしていました。
と、同時にゲームのキャラを知っていただけに再現度は?と心配していましたが、
なんの心配もいりませんでした。ゲームのキャラ達、そのものが目の前にいた感じでした。
どのキャラ達も、役者さん達の身体を借りて活き活きと光り輝いていました。
このゲームが元々持つ、絶妙な緩さ。テンポ感。
ゲームならではの、絶対に現実では無いだろうって規模レベルの壮大さ。
この作品でも「国際司法オリンピックの為に世界中から弁護士・検事達が集まる」
という、ゲームならではの壮大さが当然の様に成り立っていて、
それもこの作品を良く知っているからこそ作られた設定と思うと、
原作ファンとしては歓迎すべき内容でした。
ユーモアも随所に散りばめられていて、リラックスして世界に入り込む事が出来ました。
成歩堂、真宵、御剣、ゴドー、糸鋸、矢張、狩魔…全員が素晴らしかったです。
十分に楽しめる作品でした。