わたしとわたし、ぼくとぼく 公演情報 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ■85分弱■
    役者が演じる、肉体を持った人物として“あの人”が現れないのは、何か狙いがあってのことか?

    ネタバレBOX

    同級生の“あの人”はゲイの主人公が小学生時代、(たぶん)初めて好きになった同性。理想的であるべき初恋の相手を舞台上には登場させず、観客の想像にゆだねたくなる気持ちはわかるが、その同級生と主人公がどんな関係にあり、共にどんなことをし、どこに惹かれたのかが描かれないと客としては感情移入できず、劇に没入できない。これでは、LGBTは私にとって観念的な存在のままだ。役者が演じる人物として初恋相手が肉体を持って舞台に現れ、何をされて、または何を言われて主人公がドキドキしたのか、胸がキュンとなったのか、その辺が描かれていれば、ゲイではないが恋愛感情くらいは知っている身、主人公にいくばくかは同情もできただろうし、もっと身を入れて観劇できたのに。

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    2019/01/28 06:08

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