満足度★★★★★
凄まじい大熱演。
第二次世界大戦下の日本の4兄弟が直向に生きた物語。
特攻隊という幾度となく描かれたものを改めて描いて描き切ったという印象の本作には、
大きな拍手を送りたいと思う。
兄弟の1人が「50年とかそこらで、自分達が舞台とかの物語の中のものとして、過去のものとして忘れられてしまう」
みたいな事を言っていたシーンで、まさにその通りと思ってハッとさせられました。
たかだか数十年前の、まだ当時から生きている人もいる現代で、
彼らが命を捨ててまで守ろうとした未来に生きている我々が、
彼らの事を時にでも思い出さなかったら彼らが報われる事がない、それじゃあんまりじゃないか。。。
とても印象的な、素晴らしい作品でした。
他の団体でも再演されているし、今後も残っていってくれればと願います。