海越えの花たち 公演情報 てがみ座「海越えの花たち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    戦中、朝鮮人と結婚し、そのまま海を渡った女性たち。
    1945年8月15日にすべてが変わる。

    国ができたことで「帰国」する夫について、北や南へと。
    終戦、朝鮮戦争、国交回復で彼女たちは翻弄される。

    ネタバレBOX

    今ならば単なる国際結婚なのだが、歪な国の関係、国家の都合に翻弄される「花たち」を実在のナザレ園を軸に描く。

    それぞれの状況でそれぞれの生き方をしていく。
    「生きていく」のだ。

    1人ひとりの背景や愛の形が見え、時代の動きとともにヒリヒリと伝わる。
    物語の中心が千賀なのか、「花たち」の群像劇なのかがややブレて見えてしまったような。もっと群像劇に徹したほうがよかったのではないだろうかとも思うのだが。
    ラストも少し唐突な印象が残る。
    そこは観客に委ねてもよかったのでは。

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    2019/01/08 17:18

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