731 公演情報 パラドックス定数「731」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    タイトル通り「731部隊」を描いた作品。
    パラドックス定数らしい、濃厚な会話劇。
    シンプルなセットが効果的で、観客は会話に集中する。

    ネタバレBOX

    終戦数年後、元幹部たちは焼け残った陸軍軍医学校に、誰から送られたかわからない届いた空封筒によって集まってくる。

    彼らはもともと互いを監視するために定例で集まっていたのだ。
    そこに日本を騒がせたある事件が起こる。

    元副官役の関村俊介さんが、今までのパラドックス定数にはなかったキャラにより、重さや力だけではない感覚の、独特のリズムが出た。
    どの役者も前のめりな感じで上手い。
    野木萌葱さんの脚本は見事だ。

    飄々とした姿にヒエラルキー。
    微妙なイスの位置。

    カーテンコールが「闇に消えていく731」だった。

    シアター風姿花伝プロミシングカンパニー公演として来年までの1年間に7本の公演を行うキックオフの作品として、これからが期待できる内容だった。

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    2019/01/07 04:58

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