満足度★★★★
チョビさんの歌声が、彼女の骨であった男たちと鳴り響く楽器たちに支えられて劇場を満たしていく。舞台上を走り抜ける19人のテンション。パワフルな少女がひとつの時代を走り抜けていく。歌、卓球、プロレス。彼女の「願い」の向かう先は変わっても、「願い」の強さは変わらない。意志のかたまりのような彼女の走り続ける生きざまを、小柄なチョビさんが文字通り体当たりで演じていく姿。そして彼女を支えた男たちのそれぞれの強さと哀しみ。ヒロインの「最初の骨」であった父を演じた高嶋政宏さんの熱い存在感が重低音のように物語を支えていた。
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2019/01/02 10:33
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