島田のかなまら祭りDX 公演情報 宇宙論☆講座「島田のかなまら祭りDX」の観てきた!クチコミとコメント

  • 自分はこの公演で宇宙論☆講座は3作品目。今まで観てきた内容に比べると、”下ネタ”というキャッチにしてはインパクトが弱く印象に残らない。また内容は取り留めもなく散らばりどう収拾するのかと思えば、芝居でよく見かける典型的なラスト。前2公演も同様に散らばっていたが訴える”モノ”があり、その意味で今作は少し残念。
    この芝居に★を付けるのは不粋のような、よって満足度評価なし。
    (上演時間2時間弱)

    ネタバレBOX

    上演前、役者が暗幕を持ちセットを隠しており、上手の柱に「島田くん」だけが寄りかかって寝ている。下手に機材が設置されているが、主宰の五十部裕明氏が出演したり操作のため行き来する(舞台と段差がない)。そして舞台はシーンに応じて色々な小道具が持ち込まれるが、基本的には素舞台。周りは役者の座る椅子が並んでいるが、全体的に雑然とした感じ。

    梗概は、島田くんが関東3大奇祭のひとつ「かなまら祭」行く話。役者が入れ代わり立ち代わり登場し、色々な話・演奏をする、その取り留めのない展開がどう収束していくのか?何となく童貞君の性に対する妄想かなと思って観ていたが、それがそのままラストシーンに直結してしまい拍子抜けしてしまった。
    確かに”観た”が”印象に残らない”という不思議な芝居。「宇宙論☆講座の強みである〖音楽〗および〖音楽的音響〗〖音楽的照明〗の力をフルに使う」という見せ方はあったかもしれない。

    暮れの慌ただしい時期、笑いおさめにはピッタリで、そこは満足。しかし自分の中では予定調和のようで少し物足りない。いや下ネタが「少ない」、「無い」ということが不満なわけではなく、舞台と客席が一体化した劇場空間を活かした”濃密なもしくは洒落たオチ”、それを生演奏の音楽劇として楽しみたかったのだが…。
    次回公演を楽しみにしております。

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    2018/12/29 19:54

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