満足度★★★★
鑑賞日2018/12/28 (金) 14:00
一日券で3作品観てきました。
盛岡市立「月面、着陸。」
ラストに向かうにつれて、なんで俺泣いてるんだろう、と思った芝居。脚本が、世相というか今の若者の雰囲気を上手くくみ取っていて。それに、粗削りだけれど舞台上でしっかりと「生きている」演技が加わる。最高でした。
都立世田谷総合高校「レイズ」
場転なし、音楽などの余計な効果なしの一幕劇に、高校生が挑むのはすごい。「高校生」役を演じていることもあり、ふざけ合うようなのびのびとした演技には好感。新聞紙の演出は効果的で、世界観も含め先日KAATで観た「華氏451度」を思い出す。一方、世界観を会話から感じさせる部分については、改良の余地あり。
精華高校「大阪、ミナミの高校生」
今まで出会ったことのない不思議な芝居。高校生へインタビューを重ねる事で出来た芝居、とのこと。エピソードの断片をつなぎ合わせて、人間、特に高校生が持つ不安定な「何か」を、手に触れず形にしたような作品。後半ラスト含めて1つにつながるのが清々しくて、うっすら涙。役1つ1つがとても個性的で、楽しい。