アトムが来た日 公演情報 serial number(風琴工房改め)「アトムが来た日」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/21 (金) 19:30

     詩森ろばはいつも、期待に違わない作品を作る。…と言うか、しばしば期待を超えてスゴイ作品を作る。今回もその思いを強くした。2つの時代、原子力が未来のエネルギーとして期待されていた1950年代と、2040年代(浜岡原発が事故を起こし全世界が原子力発電から撤退した世界)という2つの時代の時間軸を巧みに移動しつつ、原子力への期待と不安を、ニュートラルに描く。原子力発電、というと、反対の立場から描く作家が多い中、この「ニュートラル」という立場は見事なものだと思う。役者陣も詩森の作品に慣れた者が多く、2つの時代で数々の役割を担いつつ、詩森の脚本を具現化してる。
     一つ注文を言うなら、科学と工学の立場の違いを意識してほしかった。原子物理学者と原子力工学者では、スタンスの違いがあるはずだと思う。

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    2018/12/22 07:55

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