満足度★★★★
鑑賞日2018/12/14 (金) 14:30
夢野久作臭ぶんぷんの「スタイリッシュ・レトロ」。
衣装やほぼ原作通りという台詞(アフタートークより)が「あの時代」感を出す一方で可動パーティションのような装置は現代演劇っぽく、その両者が違和感なく見事に融合している、的な。
原作は未読だが、当日パンフレットのクレジットに「原作:夢野久作短編集」とあり、観ていて3つの流れが感じられたことから「3本の短編から構成したか?」と推測し、アフタートークで原作は3つの短編と明かされて大いに納得。ちなみに1編はかなり原典に忠実、1編は原作の手紙文を芝居に起こし、あと1編はほぼ創作とのこと。
いつか新宿公社版「ドグラ・マグラ」を観たいものである。(真顔)