満足度★★★★
鑑賞日2018/12/11 (火) 19:30
価格2,700円
ボードゲームを作っている(途中の)兄とその妹、彼らの家に居着いた女性、兄がゲームマーケットで知り合って連れてきた「自称妖精」の4人の関係とゲーム作りを巡る会話劇。多重会話や時制の前後などがいかにもジエン社。
また各々の人物造形に「あー、そういう人、いそうだな」な説得力あり。
当日パンフレットに登場人物の裏設定(?)が掲載されていて、そこにもある通り本編にはほとんど影響していなかったが、一読しておいたので台詞などの「背景」が受け取れたし、創作ゲームの内容も読んでおいたので理解が早かったと思う。
この回のアフタートークはゲーム作家の渡辺範明さんを迎えてのもので、「プレイヤーはゲームをしても何の得もない」なフレーズ、「観客は観劇をしても何の得もない」と言い換えることができるのでは?などと考えてニヤニヤ。
また、観客は劇場に来ることで「参加」だがゲームはプレイヤーにならないと「参加」と言えない、という部分が昼に別件で話した「ただ見るだけで面白い芝居と観客が積極的に関わらないと面白味が出にくい芝居」に通ずるようでこれもシンクロニシティ?みたいな。