満足度★★★★
ボーカロイドが歌い上げる楽曲の歌詞のままに、たっぷり2時間の舞台作品。
呪われし欲望の赴くまま破滅まっしぐらの物語にいろいろと肉付けがされていてかなり見応えがありました。
特に王子とのロマンス部分の功績は大きく、悪食娘コンチータの、悲しみまでもを快楽に変えてしまう貪欲さには何ともいえない哀れを感じました。
衣装で見せる世界観も統一され、フライヤーのイメージをしっかり守っています。
悪食になる前はくいしんぼうな美食家といった娘さんだったのに、食欲も突き詰めていくと、あり得ないモノに手をつけてしまうのかと思うと、グルメもどきくらいで充分満足だなぁと