ら・ら・ら・ららんど 公演情報 株式会社Am-bitioN「ら・ら・ら・ららんど」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    鑑賞日2018/12/06 (木)

    新宿村LIVEにてコメディミュージカル『ら・ら・ら・ららんど~天使っぽい君にラブ・ソングを~』を観劇。
    何年か前に大ヒットした映画を彷彿とさせるようなインパクトのあるタイトルの作品。今回は再演とのことでしたが、個人的には今回が初見でした。
    事故により昏睡状態に陥った少女と、少女に想いを寄せる男の物語。“天使っぽい君にラブ・ソングを”というサブタイトルが示す通り、恋愛をテーマとした作品ではあるものの、単なる恋愛モノではなく、目を覚まさない少女を救うため、少女の精神世界に入って喜怒哀楽の精たち?とコミュニケーションを図りながら恋愛に必要な大切なことを伝えるファンタジーの要素も入った作品であると感じました。独特の発想から生まれる個性豊かな世界は観ていて楽しかったです。喜怒哀楽は恋愛だけでなく、人間らしく生きるためには絶対に必要な感情表現であり、一つでも欠けていると人格形成に何らかの不具合が生じる可能性が高まるというメッセージ性が含まれているような印象も受けた作品でした。また、恋愛は一方通行ではなく、双方の心が開かれた状態ではないと上手く成立しないというメッセージも込められていたように感じます。公演案内に“ミュージカルっぽいコメディ”と書かれていますが、確かにミュージカルナンバーが次々に流れる展開でもなく、コメディを基本とした内容をミュージカル仕立てとしているような作品で、これはこれで良いと思いましたが、ストーリーとは関係のない役者個人の心情をアドリブのような形で度々入れていた点、曲の歌詞にも盛り込まれていた点はマイナスに映りました。また、音響の悪さ?もあり、せっかくのミュージカル曲が聞き取りにくく迫力を欠いていた点、自然な笑いではなく不必要なボケやアドリブにより笑いを強要させているように感じた点も残念に思いました。作品全体の質としては低いと感じざるを得ないものの、アクションシーンはそれなりに見応えがありましたし、ハッピーでスッキリとした気持ちで終われた最後のエンディングシーンも良かったです。

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    2018/12/07 22:28

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