満足度★★★★
鑑賞日2018/11/07 (水) 19:30
座席D列6番
価格3,500円
書道家の母の跡を継ぎ書道教室を開いている女性のあの時、その時、そして今……。ファンタジックでロマンティックでリリカルで、ちょっと切なくちょっとコミカル、という こゆび侍 の王道にしてさらに熟成された感じ。
住み慣れた町がなくなる、人が亡くなったり遠くに行ってしまったりする、「いつまでも変わらず続くものなんてないんだよ」という「もののあはれ」が漂いつつ、全体的に優しい感覚が支配しているから共感するのか?
なお、3つのパートのうち1つは、ある意味で山田太一「異人たちとの夏」とも通ずる「優霊譚」で、こういうのも好きなパターンなσ(^-^)であった。
【勝手にキャッチコピー】
主人公(物語の中心人物)は1人なのに「トリプルヒロイン」とはこれいかに?