期待度♪♪♪♪
チラシに目を輝かしたのも束の間、間もなく閉幕である。「評決」verdict・・私にとっては(世代的にも)「12人の怒れる男」に次ぐ法廷物の代表作、「正義」を扱う米国らしいタイトル。現世的な力の圧倒的な差を乗り越え、弱者の唯一の武器となる「真実」「事実」とは どういうものかを考えさせる名作。ポストトゥルースの空気は真実(ほんたうのこと)の輪郭を消し、偽りとの境界をぼやけさせる。「ほんたう」である事がなぜ大事か、これは「なぜ人を殺してはいけないか」よりも答え難い設問だ。そんな時代だから観たかった1本。(久々に昴を訪ねる理由も出来たと思ったのだが。。)