草の便り 公演情報 文月「草の便り」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    演者さんはたった3人のみにもかかわらず、それぞれの個性と存在感は計り知れず。言葉の運び方や、さりげない仕草など、一瞬たりとも目を離すことができないくらいに、魅せられたStageだった。また、Guest houseのドミトリーのベッドが観客席という意外性も手伝い、鎌倉という場所を描いたstoryをさらに一層深みのあるものとしていた。私自身、関西から、流れ流れてたどりつき、ようやく住み着いた場所が鎌倉であるため、まるでTime tripしたかのような錯覚になり、ちょっとした冒険旅行をしたような気分になった。「自分は、なぜ、ここに来たのか」をあらためて再確認できたような気がする。

    ネタバレBOX

    観劇前、「草の便り」というタイトルについて、脚本家による丁寧な説明があり、大変ありがたく感じました。鎌倉に実在するお店や、鎌倉人特有の生活習慣など、じっくり観察していないと見逃がしてしまいそうな観点を見事に描写、風刺的な箇所にニンマリ笑みが。Flyerの水彩画の印象が、Stroyの静謐さと重なり、隅々まで気配りのある、素晴らしい作品でした。

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    2018/11/18 08:44

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