満足度★
ベタ上等。
受験(現実)とネットゲーム(仮想)をクロスオーバーさせ、
主人公が現実を取り戻していく1年間を辿る。
2つの戦争をクロスさせる手法はベタであるが、ベタ上等である。
90分の脚本で、話が走り出すまで60分。
後半が面白みを増すだけに、エンジンの掛かりが遅すぎる。
エンタテイメントを謳っている団体としてこれは辛い。
(正直、60分の時点で観劇自体を放棄しようとすら思っていた)
役者は時折まぶしいものを感じられ、希望を持てる。
以前観た時と一番違った印象を感じられたのはこの部分か。
ただ、もったいない使い方をしていると感じないでもない。
なお、最後列は映像等々の見切れがあり、がっかり。
キャパシティとの兼ね合いもあろうが、同じ料金を取る限り、
最大限の対策を講ずるべきではないだろうか。
(せめて説明してほしい……)
次回、新たな進歩が見えることを期待している。