ガラスの動物園 公演情報 東京芸術祭「ガラスの動物園」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    iアメリカの現代劇の代表作が、見事にフランスの芝居になっている。心理劇ではあるが、アメリカの庶民生活も色濃い作品だ。しかしこの舞台には白い大きな蚊帳のような布に囲まれた舞台があり、さらにその前には開閉する大きな白いカーテンがある。シーンによっては二枚の布越しに主人公の家族・母と姉の物語がきれぎっれな記憶によって描かれる。そこにはもちろんガラスの動物園が置かれているが、30年代のアメリカらしい場面はなく、音楽も効果音をミックスした抽象音楽である。この装置と、フランスの俳優たちのの自己完結的な芝居によって、家族の微妙な葛藤が、いままでみたことのない形で浮き彫りになった。演劇は地についたもので、上演の場所や製作の場所が変わると、こうも変わるものかと感じた。フランス版の「がラスの動物園」で、この作品の新しい魅力を楽しむことが出来た。ほぼ2時間半。

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    2018/10/27 23:36

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