この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ 公演情報 平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.「この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/10/22 (月) 19:30

    この新宿歯科画廊は初めてでした。細長い地下室の、中央を平土間の舞台にして、手前と奥の客席で挟むレイアウト。観客席は35人ほどで、満席でした。文学座養成所出身の若手男性で作る、全員20代の若い劇団。この若さが劇の内容ともマッチして、良かったです。
    大学演劇部(シェイクスピア研)の部室に、深夜に立ち寄ったOB三人。そこで怖ーいことが起き、主人公とともに、観客も恐怖感を覚えます。でもそこはそれ、ソフトな怖さで、夜寝られなくなる「ホラー映画」とは違い、楽しめました。

    ネタバレBOX

    途中から、前と同じことが起き、あれっ、これ「ループもの」?と。でもハルヒほどしつこくなくて、良かった。ループも微妙にずれています。次第に、このホラー劇が、舞台に登場する第4の男・シェイクスピア研の現役部員のオリジナル戯曲に書かれていたのではないか……と思えてきます(そう言うセリフはないのですが、ひとり、ループに気づいたOBが、その戯曲を読んで、恐怖に怯える表情から想像しました。)舞台の上に作者まがいの男が出てくる趣向もあるわけです。結構凝った仕掛けの芝居を、若者が素朴に熱く演じていて、狭い劇場の制約をかなりカバーしていました。

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    2018/10/22 23:35

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