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公演
『ソウル市民』『ソウル市民1919』
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
青年団「
『ソウル市民』『ソウル市民1919』
」の観てきた!クチコミとコメント
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住み込みの女(536)
満足度
★★★★
ネタバレ
ネタバレBOX
青年団の『ソウル市民』と『ソウル市民1919』を観劇。
再演である。
『ソウル市民』
1909年、韓国は日本による植民地が進んでいる。
そこで文具店を営んでいる篠崎家の家では、韓国人をお手伝いさんとして
数人雇っているほど、豊かな生活を送っている。
そんな篠崎家では、様々な客人の来訪、息子や娘の将来、何もしていない書生たちが日がな一日、平和な日々を送っているのである……。
『ソウル市民1919』
1919年の韓国では、日本の植民地支配からの脱却の為に、抵抗運動が盛んである。だがそんな事すら知らない篠崎家では、何かのお祭りかと勘違いをしているようである。
そして3月1日、篠崎家で働いている韓国人のお手伝いさんが、急にいなくなってしまうのだが、篠崎家はこれまた日がな一日、平和な日々を送っているのである……。
人が人を支配している恐ろしい様子を描いている。
だが描かれるのは、支配している側からのみ描いていて、全く支配すらしていることすら感じない、想像力の欠如の人たちの日常だ。
それを口語演出で描いているからか、その恐怖を観客が掴み取ることの難易度の高い芝居になっているが、それを掴まなければ登場人物と同じように、観客自身が想像力欠如の人間になってしまうのである。
30年前に、現代口語演劇が幕を開けた、初めての芝居である。
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2018/10/21 17:44
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