イマジナリーライン 公演情報 タッタタ探検組合「イマジナリーライン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

     観てのお楽しみ!(華4つ星)追記2018.10.21 03;55

    ネタバレBOX

     オープニング、昏い舞台、紗幕の奥に小さな光が点灯して移動する。音響は何やら恐ろしいことが起こるような気配を醸し出している。掴みとしては非常に上手い。ここから紗幕が挙げられると、下手一杯に着陸船の姿が見え、タラップが下ろされると左手に小さなトランクを下げた宇宙人が下りてくる。スモークが焚かれ照明、音響の効果的な用い方で幕が開く。上手手前には花壇、降りてきた宇宙人の顔は蛸に良く似ている。宇宙人が計測機器のようなものを取り出し、地球生命の観測に掛かろうとするとタラップは閉じられた。彼は置き去りにされてしまったのである。…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………***………………………………………………………………………………………………………******…。この点線部分、置き去りにされた宇宙人の驚きと絶望を表す。喜劇だから、レビューもこのくらいの芸当をしなければ面白くあるまい。
    By the way,これは映画のセットであった。下積みの長い恩大事 春雨が初主演するSF映画のロケ現場だったのだ。
     夢ばかり追いかけて大言壮語する監督のせいで、シナリオはズタズタになる。然し、苦労人であることが災いして春雨は、協調路線に打って出る。他の皆もヒロインを除けば似たりよったりなので、我慢に我慢を重ねるが、夢を夢見ることの儚さは痛い程知る面々、それでも夢を諦め切れないさまは、”諦めましょうと どう諦めた 諦めきれぬと諦めた”と都々逸にあるように深い、深い夢なのである。このことが、今作のホントの主眼であろう。生きることは夢見ることであり、それは生そのものである。だが、それがメジャーにならない限り、他人からは滑稽にしか映らない、従って「客観的」にそれは喜劇であるが、真の全き人生は、チャンと夢見ることでしか成り立たないのではないか? との重大で切実な問いが、糖衣錠よろしく喜劇の衣を纏って表現されているのだ! 噛んだ役者さんが居たのは残念だったが、お体の調子が悪かったのではないか? 自分はその方が心配である。だって、通常こういうことは無かったのだから。もしお体の具合が悪かったのであれば、ご快復を祈念するばかりだ。ところで、その辺り座長の演技は渋かった。流石に良い演技をなさると感心しながら拝見していた。良い劇団である。是非とも、劇団の夢もかなえて頂きたい。

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    2018/10/20 02:13

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  •  10,21 時代が時代ならという日付ですね。またゆっくり。
                         ハンダラ 拝
                        

    2018/10/21 03:54

     追記しておきました

    2018/10/21 03:52

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