「メグ The Monster」/「あっちの部屋では」 公演情報 アナログスイッチ「「メグ The Monster」/「あっちの部屋では」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/10/18 (木) 19:00

    【あっちの部屋では】
    亡くなった祖母宛てに届いた手紙をキッカケに祖母が住んでいた家に遺された8つの〇を探す主人公たち……。過去を探るミステリー的なことに漠然とロベール・トマを想起(「8」というキーワードによるものか?)、また、古い家を舞台にした物語ということで宮部みゆきなども思い出す。

    しかし何より面白いのはアトリエで始まり、物語の展開に従い二階、一階と2回の移動を伴う上演形態。
    短編集で1編ごとに上演する部屋を移動するのは2014年2月のコマイぬ「明日は天気/わたしのお父さん」などいくつか経験があるが、1編の中で移動というのは浮間べースプロジェクト「りんごりらっぱんつ」(2014年11月)以来2度目(だと思う)。
    そして、旧平櫛田中邸という会場を巧みに(最大限に?)活かした演出だろう。

    巧みと言えば……(内容に触れるのでネタバレBOXへ)

    ネタバレBOX

    祖母に宛てられたが隠された8通の手紙から「過去パート」に入るという構成ながら、手紙の読み手が変わったり、ごく短いもので過去パートなしに読むだけで終わるものあり、そして終盤ではいきなり過去になったり、現在の読み手から過去にそれを書いた人物にリレーしていったりとバリエーションによってワンパターンになることを避けるのも上手いんだな。

    あと、客演の國吉咲貴さんの「いかにも昭和の朴訥な女子画学生」かつ「自分の想いのためには多少ズルいことでもする」役どころが印象的。

    なお、アトリエ25分+二階20分+一階30分にカーテンコール&後説5分といったところか?

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    2018/10/19 09:42

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