満足度★★★★
鑑賞日2018/10/15 (月) 15:00
価格2,000円
同じ団体の複数の作品で語られるのみにとどまらず複数の団体が語ることで構築されてゆく「田瓶市サーガ」、また1ページ明かされる過去の記録。
おそらくはあて書きであろう人物を演者が「的確」以上に演じる相乗効果によってキャラ合戦の様相。(笑)
そうして語られるのは「怪奇物」(当日パンフレットなどでの「自称」)というよりは「奇譚」のオモムキだが、時の経過の表現で壁掛け時計の針を回す動作が次第に何かの儀式のように思えてくるのがいかにも田瓶市サーガ。
いやしかし、新宿眼科画廊・スペース地下ってば、2公演連続で「ドラマは会議室で起こってるんだ」とは……。
終盤に出てくる劇中作の形容がそのまま本作にも当てはまるクラインの壺的なツクリも好み♪