満足度★★★★
鑑賞日2018/10/10 (水) 19:00
「笑える社会派」らしい作品だった。自分が父母だと思ってた両親が、実は叔父と叔母で、本当の父が母と義父を殺して死刑囚として収監されている男が主人公。その男が結婚する式で、新婦の父に、そのことを伝えるか、という問題が軸になるのだが、それを笑い飛ばして上演するのは、いかにもこの劇団らしい。ただし、登場人物が多すぎて、余分なサイドストーリーがあるのは勿体ない。また、エンディングは一寸ドキッとさせすぎな気がする。
再審請求中の死刑囚の死刑を執行してしまうなど、問題点がいくつも残るが、そこは敢えてそうしたのだ、と思いたい。