期待度♪♪♪♪♪
近年のステージタイガーの公演では、走っている芝居が多いです。
この作品でも陸上部、駅伝という題材が使われる。
その走る競技の部分を他に置き換えることは、あのマルチに活躍されておられる作家・虎本剛さんならば、おそらく容易いことなのだろうと思います。
そこをあえて、また走る競技を舞台に選ぶ、それは何故か。
そのようなことに思い馳せて観てみると、また思いが深まる気がします。
走る。人が懸命に走る。汗を流して走る。何かあるいは誰かを想い走る。
その走る姿を観せることの意味。
舞台の上に生きた人間が在る、演劇という作り物ではあっても偽物ではない活きた心が熱く渦巻いている。
そんなステージタイガーの舞台の魅力を、今回も思う存分に味わいに行きます!