四天王~エレメンタルフィクサー~ 公演情報 X-QUEST「四天王~エレメンタルフィクサー~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/09/21 (金) 19:00

    座席H列11番

    西遊記、ピータパン、桃太郎、アラジンの世界がクロスオーバーし、ピーターパンは飛べず孫悟空は悪となっているが、これには裏があり……なアクションやダンス満載の物語はX-QUESTの真骨頂。

    同じく日大藝術学部出身のTEAM空想笑年第四回公演「MonkeyMagic」(2015年8月)も西遊記と桃太郎(それにあと2つ)の世界を往き来する話で、これは「日藝脳」というものか?などと思ったり(笑)
    また、この少し前に観たお茶の間ゴブリン「AmazingLost~すっごい迷子~」はアリスやかかしなど童話や児童文学の登場人物が混在している世界のハナシで、シンクロニシティ?みたいな。

    オープニングの主題歌や終盤の「オズ」「幻魔」に関するものなど、どちらかと言えば駄洒落系が多かった言葉遊びだが、ところどころ野田秀樹チックなものもあったのは「やっぱり!」。

    それでいてラストは泣ける。たまたまこの前日(か前々日)に知ったある映画のあらすじと重なり、相乗効果をあげたのか?

    また、「鶴」の「もうひとつの意味」にはウケたし、クライマックス前に勢揃いした時のワクワク感たるや!
    あと、4人の主人公を「あるもの」と重ねるのはタイトルから予測できたが、それだけでなく「あんなもの」にも重ねるというのが面白いしステキ。

    ネタバレBOX

    「鶴仙人」が「亀仙人」の対としてだけでなく「つる舞う形の群馬県」(←上毛かるたより)にもかかってブラック幻魔の正体=元・ブラック群馬(ローカルヒーロー系キャラ)にも繋がるとか4人の主人公が風火水土の四大元素をなぞるだけでなくATCG(塩基配列)にもかかるとか、意味を重ねるのがイイ。

    劇中でアベンジャーズも喩え的に挙げられるが、むしろ戦隊もの集合の映画に近いワクワク感。クライマックス前に集結した時に名乗りまであげるんだもの。(笑)

    「四天王」が「知ってるの?」や「(何)してんの?」だの(オープニング主題歌)、「OZ」が「王子」や「お爺」だの、「幻魔」と「群馬」だの、駄洒落系ボキャブラマジックも愉しい。

    なお、相乗効果をあげた映画は「君に読む物語」。

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    2018/09/26 16:42

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