満足度★★★★
1982年に英国で初演された戯曲の翻訳もの。ガールズ、まさにガールズ!
今でこそ「オトナ女子」「30代女子」「40代女子」なんて言って「その言い方どうなの」とつっこまれているわけだが英国では36年前この作者にはもうガールズでしかなかったんだなあなんてニヤニヤしながら1幕を観た。とはいえただ楽しいだけではないのは1幕だけでも充分に感じられる。2幕でその予感は大いに当たる。
女性の生きづらさは古今東西変わることなく横たわっている、それが関西の名だたる名俳優たちの口から出る見事な台詞回しと間合いとで小気味よく表現される。(※ラテン語の訳はちょっと聞き取りづらかったです。東京公演では改善されることを願います)男性にはフィクションに見えることがたくさんあるかもしれないが、女性にはよく分かる話であった。
東京公演はこれからなので、純粋に演劇を楽しむ目的で、ぜひご覧頂きたい作品。