満足度★★★★
鑑賞日2018/09/08 (土) 14:00
昭和、平成、さらに次の世代へ。絵巻のように時代を俯瞰できる。見る世代によってまったく違う感想が出るだろう。
文学座とチョコレートケーキの古川健という異色のタッグということで、楽しみにしてアトリエを訪れた。古川テイストが強く出ていてなんだか文学座じゃないみたいだが、それは余計なお世話というものだろう。青年座もそうだが、老舗劇団が当代きっての劇作家と組む舞台はこのところのトレンドなのだから。
素直に楽しめる。政治の季節にどっぷり浸かって闘争に前向きだった若者が時代に流されて政治色が消えてバブリーに生きるという姿は想定の範囲内。驚きはないが、ホッとするような気持ちにもなった。